じゃがめブログ

毒にはなるが薬にはならない、じゃがいもの芽のようなことだけを書き綴るブログです。

料理が苦手だと思い込んでしまった人に贈るささやかなアドバイス

料理が苦手だと言う人を何人か見て、料理が苦手だなと思ってた自分と決まって共通していることがあったので、そのことについて考えてみました。

料理が苦手な人が陥る3つのダメポイント

料理が苦手だという人は、かなり高い確率で3つのダメポイントにハマってるように思います。そのダメポイントとは「レシピ通りにつくらない」「下準備をしない」「味見をしない」です。逆に3つのダメポイントから抜け出しさえすれば、それなりにちゃんとしたものにはなるんですよ。つまり「レシピ通りに作る」「下準備をする」「味見をする」と。

大事な大事な3つのポイント

レシピ通りに作る
  • 粉末をさじで量るときはすり切る

さじの5ccとか15ccというのは、さじ表面ですりきったときの量です。さじですくったときの量そのままだと、その1.5倍くらいになってしまう。塩なんかは1.5倍も入っちゃうと味がまったく変わってしまうので、しょっぱすぎ!とかになっちゃうわけです。量るときはすりきりを忘れずに。

  • 大量に(数百グラム単位で)量るときは料理はかり(軽量カップ)使う

例えば、袋に400g入ってるところから200gを取り分けると言う場合ですが、こういうときに「ええい半分だから大体目安で」とかやったりしません?これはおもいっきりズレます。液体は軽量カップ、粉末や固形物は料理はかりで量りましょう。

  • 調理時間を守る

レシピ通りの時間で調理すると、途中段階で「あれ?なんかまだ出来てなくね?」みたいな瞬間があると思います。こういう時に自分判断で長くやってしまうと、大体失敗します。なんでかというと、レシピは「後々余熱で火が通る」なども想定して書かれているからです。結果、野菜炒めがシンナリするとか、肉が硬いとかになっちゃう訳です。
もちろん、火力とかによって料理時間は異なりますので、全てのレシピを時間通りにやったら完璧再現とはなりません。※肉は食べるときに食中毒のないように確認してください。

何度かレシピ通りに作っていると、レシピ通りと自分の好みのズレが解ってくると思います。そうなって初めて、ちょっと違った事をやってみると失敗が少ないです。

準備をする

調味料を入れるタイミングで量ると、どうしても時間がズレてしまいます。ほんとは3分炒めた段階で調味料を入れるのに、あたふたしていて結局1分くらいズレました、とかね。材料を炒めながら横で切ってるので間に合わない、とかね。そうすると、想定していたよりも火が通り過ぎてしまったり、焦げてしまったり色々と残念。あたふたしてるから量も入れすぎちゃったりします。やはり大事なのは準備です。

  • 調味料を小皿に取り出しておく
  • 材料を切って下準備しておく

この2つだけ。これさえやっておけば、後はタイミングを見計らって材料や調味料を鍋に入れていくだけです。

味見をする

レシピ通りに作っていても、最終的に味がちょっとおかしくなることがあります。これは材料固有の味がちょっとずつ違ったり、醤油とか塩の味がご家庭ごとに違うからです。後は単にどっかでミスったかw そう言う時も、味見をしておけば決定的なミスにはならずに済みます。
ここでポイントひとつ。初めて作る料理だと、途中段階の味見では「味薄くね?」ってなることがあると思います。んじゃいきなり塩足したりするかというとそうではなく、まずはその通り作ってみます。なんでかというと、これも調理時間と同じで、後から丁度良くなるようにレシピが書かれている可能性が高いからです*1
なので、一回目はレシピ通りつくってみる。それで出来たものの味が濃かったり薄かったら、次回からちょっとずつ調整して行きます*2。一番美味しく出来たときの「途中の味」が見つかれば、しめたものです。

慣れるまで

最初は守ることが面倒かも知れませんし、それをもって苦手と思うかも知れませんが、まあ慣れですよ。数回やれば慣れてきて「男の料理」みたいにざっくりとした感じでできると思います。家庭料理に特殊な技能・技術は要りません。ポイントさえ抑えておけば、それなりに作れるものです。

そして料理が上手くなれば――「簡単なのしか出来ないけど」「えっ、すごーい!美味しい!いいなあ〜……(どきどき)私も、美味しく、料理して欲しいな……」なんつって……*3――


頑張ろう!ビバ・料理!

*1:煮詰まれば濃くなるし、冷えれば濃く「感じる」ようになりますからね。

*2:ちょっと薄めにする方向から入ったほうが良いかな。味が薄いのは調味料を足せばなんとかなりますが、濃ゆいのはどうともならないことが多いので。

*3:悲しいけど、これ妄想なんだよね。