ユニクロのセミオーダー風シャツがどうやって量販店を破壊するのかが疑問
さようなら量販店。ユニクロのセミオーダー風シャツがビジネスシャツ業界を破壊しそう
エントリーを読んでユニクロのサイトを観た上での疑問点。
・ユニクロのサイトには100番手双糸とはあるが、その素材と織りが解らない。綿100%か、化繊が混ざるのかで生地の観た感じの風合いと着心地が変わってくるはず。面積単位の糸の本数によって高級感が出たりしょぼく見えたりもするんで、『100番手双糸』と言われても判断できない。
・さらっと流してるが、ネクタイを締めた時に襟が崩れるのはビジネスシャツとして致命的。特にユニクロのシャツは襟小さすぎワロタってなってしまってこれまでビジネスでは使ってなかったんで、そこが改善されないと着られないのだけど、どうなったのか。
・形状記憶、形態安定の加工がされているかが不明。いわゆるイージーアイロンはサラリーマンには必須。イージーアイロン機能がないシャツを普段使いするとアイロンがけのコストが増大する。クリーニングに出すなら数回出すだけで購入額を上回るランニングコストが掛かることになる。
・肩の位置はどうなるのか? サイズの展開を観たところS, M, L, XLの基準型に対して袖の長さで調整するように見えるが、そうすると肩と肩の縫い目が合わないという可能性がある。肩の内側に縫い目が来るとシャツが小さく、逆に縫い目が肩の外に出るとシャツが大きく見える。
・襟とカフスのところがどうなっているのかが全然解らない。薄いカジュアルシャツのようになっているならビジネスとして使うには物足りない。
・一部量販店では4,000円台でセミオーダーシャツが作れるので、コスパ考えたらそちらのほうが良さそうに観える。そもそも4,000円台のセミオーダーシャツがこの世にあるのに未だに既成品シャツを5,000円以上で販売する量販店が破壊されていないのにユニクロが何を破壊するのかは疑問
・そもそも紳士服の量販店でも2,000円台からワイシャツを置いていたりするので価格的にそんなにユニクロに優位性があるのかも疑問
この辺りの疑問がクリアになって「やっぱりユニクロ、コスパすげーな!」ってなったら利用したいのですが、そんな日はやってくるのでしょうか。
仄かに期待しつつ、現場からは以上です。