じゃがめブログ

毒にはなるが薬にはならない、じゃがいもの芽のようなことだけを書き綴るブログです。

出来るだけ早い時期に失敗を繰り返しておいたほうが良い

まず前提として「成功に王道パターンというのは無い」というのがあるんですけども。

なぜなら、成功から導ける結論というのは無いに等しいから。成功する理由というのは多数あって、その殆どがコントロール不能なものばかりだから。「不況時代に安価で提供して成功しました!!」という結果の情報には殆ど意味が無い。「今年のロト6は○○番が良く出る」とかと同じ。同じ発想で何かを実行したとしても成功する確率は低い。

成功から行動パターンの選択肢を増やすことには意味はあるでしょう。成功者の本を読むことにも意味はある。けどこれ、自らの手で失敗したほうが多く得られるんじゃないですかね?京セラ稲盛さんの本を読んで「おお、やっぱ利他って大事よね」と思うよりも、自分勝手な振る舞いで人を傷つけて疎遠になったり上手くいかなくなったりした経験から「利己的なままではだめだな」って痛感するほうが意味があるんじゃないの?

もちろん、失敗の共通要素や原因の究明は必要です。そしてその感覚を得るためにも、色々経験して失敗を積んでおくべきなんです。お便利キーワードにPDCAサイクルというのがありますが、この精度と速度を増させることが充足した生活に必要なのです。サイクルを常に回す。仕事だけではなく。ああこの人充実した生活してるなあという人は、このサイクルをクルックル廻しているようです。

要は、何もする前から「失敗する確率が高いからやりたくない」だとか「たぶん成功しないと解ってるのにやる意味が無い」とかグダグダ言ってるヒマがあったらまず手を動かせってこと*1。何もしないということは何の積み上げにもなっていない。本を読んで得た知識を見識に、見識を胆識に変えるのは行動でしかない。行動には自信が必要であり、自信には経験が必要になる。そしてウダウダ手を動かさずに考えていても経験としての価値は0。

幸運なことに、こうやってインターネットを観ることが出来ると言うことは、世界中の情報の表層にアクセスすることが出来ると言うこと。ということは知識は潤沢に手に入る。であれば、次にやることは、手を動かすこと。

30歳を越える頃から思考パターンなどはおおよそ固定されてくるようです。この時期までに積んだ考え方や思考法というのがこの後も大きく人生を左右する。人生はまだ50年近くも残っているのにw
ならば失敗は早くしておいたほうが良い。年をとって失敗しても誰も「それ違うよ」とは言ってくれなくなるし、言われたとしてもそれまでの経験があるから「いや俺が正しい」となってしまうから。それに、年取っての大失敗はほんとに取り返しが付かなくなることがある。早いうちにした失敗なんて幾らだってフォローが効くはず。

成功の王道パターンがあるとしたら、Try & Errorを繰り返して経験を積むということなのだと思いますが、みなさんいかがですかね?

*1:結果、あーやっぱ失敗したじゃねえかっていう事にもなるけど、そこで行動を辞めてしまった人間からポロポロ零れ落ちていってしまうわけで。