「なぜ」という問いかけは成長を止めるのか?
「なぜ」という問いかけは成長を止める、というコラムより。
参照サイト:「なぜ」は、やる気と成長を止める質問 - エキサイトニュース
上司であるあなたが欲しいのは、反省でも言い訳でもなく、問題究明や未来に向けての一手です。しかし、相手の理由をすぐに知りたいがために、「なぜ」という言葉を使ってしまいます。あなたの意図がどうであれ、往々にして「なぜ」は相手を萎縮させ、やる気を奪う関わりになりかねません。
「なぜ」は、やる気と成長を止める質問 - エキサイトニュース
ごもっとも。であれば『なぜ』を考えることが問題解決の一歩である、という認識を部下に持たせれば良いんじゃないでしょうか。
『なぜ』を考える習慣が無い人は、幾ら考えても同じ失敗を繰り返すことが多いです。なぜなら『なぜ』があって初めて『では、どうしたら改善できるか?』になるからです。失敗した理由も解らずに改善しようとしても、的外れな行動を取って確率依存のギャンブルに挑戦することになります。
部下が永久にワーカーとしてしか働かず、思考しなくても良い人間であるなら、『なぜ』を考えさせなくても良いでしょう。でもそうは行かない。いつかはその部下も上司になる。そうなったときに『なぜ』を考えられなければ、今度はその部下も育成できません。それは望まれることなのでしょうか?
私の経験上、思考は運動と同じく継続して続けることで出来るようになるもので、上司になる・なってからやり始めてもすぐには出来ないものです。なので、早いうちからしっかりと問題を見つめて解決する方法を考える、という習慣をつけてもらう。これが重要なのではないかと思います。
やるべきは、『なぜアレルギー』を消し去る努力をすること。そのために大事なのは、まず求められる結果と、そのためにどうアプローチするか、と言う考えの摺り合わせなのではないでしょうか。