じゃがめブログ

毒にはなるが薬にはならない、じゃがいもの芽のようなことだけを書き綴るブログです。

Twitterで『伝える』ということ

 一年半ほど前にTwitterで書いた、Twitterで伝えるということについてです。

言葉というのは「相手との共通認識」があるから使える。140文字で伝えられることは、相手の中にもあるイメージを利用できるときだけ。相手の中にもまったく無いことを説明するには140文字では足りない。どんなに良い比喩を使っても、そこにズレは無くせない。

http://twitter.com/AsmodeusDB/status/10868907343

物事を伝えるために前提知識と言うのは必要で、前提の共有が出来ていないところで結論だけを伝えると、曲がって伝わる。かと言って前提を詳細にしようとすると140文字では足りない。非常に難しいバランスだよな、Twitter

http://twitter.com/AsmodeusDB/status/10869057001

もしTwitterで「私は140文字で物事を伝えられている」と思っている人は、それは「相手の想像の上に理解されている」という現実を忘れちゃいけない。みんな、あなたの発言を捉えたいように捉えて想像し、面白がったり噴飯しているだけなんだよ。

http://twitter.com/AsmodeusDB/status/10869130861

自分の脳内イメージ→(ここでロス)→言葉に変換→相手に伝達→(ここでロス)→相手が受信→(ここでロス)→相手のイメージに変換 っていう過程でイメージは伝わる。例えば自分の脳内では大河をイメージしてるのに「川」と表現して、小川を想像されてる可能性はある。

http://twitter.com/AsmodeusDB/status/10869535480

言葉は捉えたいように捉えられてしまう。受け手の気持ち次第で有りもしない裏側を想像されることもある。だから、言葉に音楽や表情、抑揚をつけることで少しでも気持ちを伝えようとするんだ。Twitterではそれが出来ない。もし「伝わってる」って思ってるなら、それは危険だよ。

http://twitter.com/AsmodeusDB/status/10870037270

Twitterは、あなたが「つぶやいている」のを、見たいと思った人が見たいように見ている、というメディアだ。これはブログでも同じく当たり前のことなんだけど、忘れがちなんだよね。で、忘れた人から「140文字で全て伝わる」と思い始める。

http://twitter.com/AsmodeusDB/status/10870101986

思いや考えは言葉だけでは伝わりきらない。伝わりきらないから、みんな、後悔するようなすれ違いや悲しい別れを経験する。持っている知識や気持ちを全て伝えられたなら、人は同じ過ちを繰り返さない。だからそこに葛藤があって、伝えるために苦しむんだ。言葉は扱いが難しいんだよ、本当は。

http://twitter.com/AsmodeusDB/status/10870477100

「何かをつたえるというのは難しいことなんですよ」ということを呟くのに10ツイートくらい使った。うまい人なら1ツイートで済むのかもなー。そういう意味では、単に私が説明力とか表現力不足なのかも知れないな。

http://twitter.com/AsmodeusDB/status/10870918939