じゃがめブログ

毒にはなるが薬にはならない、じゃがいもの芽のようなことだけを書き綴るブログです。

ヒャダインこと前山田健一さん出演の『情熱大陸』を見て、ファンとアンチについて思うこと

 先ほど放送された『情熱大陸』、取材対象がヒャダインこと前山田健一さんだったのと、ももクロが出るって言うんで観ました。
 私、ヒャダインこと前山田さん、結構好きなんですよ。ももクロの曲の中でメンバーが活きてるように感じるのも彼の曲が多いですし、なんだかんだで『カカカタカタオモイ』はヘビロテして聴いていましたので。

 ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C(Amazon)

 あ、前山田さんのことを知らない人のために簡単に説明すると、J-POPの作詞・作曲家の人です。ももいろクローバー*1に楽曲を提供したり、ヒャダイン名義でニコニコに楽曲を投げたり、ソロでもCDを出している人です。詳しくはWikipediaかなんかを見て下さい。

 その前山田さんが『情熱大陸』の中で言っていた、こんな一節が気になりました。

前山田健一「ほんとはぶっちゃけ言うとTwitterもブログも辞めたいんですよね」
前山田健一「僕、ネットですっごく嫌われてるんですよ」
インタビュアー「そうなんですか?」
前山田健一「そうなんですよ。観ます?」


Googleで『ヒャダイン』での検索結果を観る


インタビュアー「どう思ってるんですか?」
前山田健一「嫌ですよ。頑張ってるんですけどね」


情熱大陸』 2012/6/3放送より引用

 この、前山田さんの反応は割りと当たり前なもののように感じました。

 基本、アンチのほうがファンより声が大きい*2ですし、アンチの声の方がファンの声の声より堪えるものがあります。10人に「いいよ!」と言われるより1人に「クソが」と言われる方がインパクトは強いものです。アンチが生まれてるということは同じだけファンも居るってことではあるのですが、どうしてもアンチのほうが悪い意味で刺さる。よって、目立つ人は目立てば目立つほどアンチに見つかり悲しくツラい思いをする。

 前山田さんが今後どのようにネットに対して思われるのかは解らないのですが、今のままでは少なくともネットを見てテンションが上がることはないでしょう。実に残念です。


 こうやって面白い人がアンチに潰されていくほど哀しいものはないんです。なんせ、ファンには結構どうしようもない問題なので。

 ファンにできることは、応援しかないです。好きな相手が音楽家なら、CDを買うとかライブに足を運ぶとか、それこそ直接手紙を出しても良いと思います。そういう活動で地味に「あなたはとてもいいですよ!」という好意の積み立てることは出来る。だけど、それでもアンチに「てめー屑みたいな音楽流してんじゃねーよ殺すぞ」と言われたら終わっちゃうわけです。ほんとどうしようもない。アンチを潰す以外に、面白い人を潰されないようにする方法って無い。でもアンチを潰すってのもおかしな話です。そんな権限は誰にも無いですから。だから、面白い人の耐久度が高いことに期待するしか無い。

 ブログやTwitterを観ていてもそう。この人は面白いなーという人も、人気が出てくるのと同じくしてアンチが湧いてきて、それに嫌気が差して辞めてしまう人も居る。とても残念なことです。


 アンチはもうちょっと「本人がもし読んだらどう思うか」ということを念頭に置きつつ発信すればいいのではないか、ファンは周囲を気にせずどんどん好きだということを言ったほうがいいのではないか。そんなことを思います。もう、個人のつぶやきでもなんでも本人に届いてしまう時代なんですから。

 あと、前山田さんにはアンチの口汚い言葉など気にせずに面白いものを提供して欲しいと思います。その『気にしない』っていうのが難しいんだけど。

*1:ももクロについては当たり前のように知ってること前提で進めます

*2:ファンがあまり声を出さない、という面もあるかも知れません。もっと自分の好きを表に出しても良いのよ。