今週のTwitter小説 #03
Twitter小説を調子に乗ってまとめるエントリー。
ディービィー @AsmodeusDB |
#twnovel 「運命だね、これは」僕は蜜柑を炬燵の上に並べた。蜜柑達は違う樹、違う畑で育ち、こうして集まった。これを運命の出逢いと呼ばずしてなんと呼ぼう。台所から帰ってきた彼女が僕の脇から炬燵に入り「運命ならこうでなくちゃ」と蜜柑をふたつ、寄り添わせた。運命の甘い香りがする。(2009-10-2 01:38:31) | link | |
ディービィー @AsmodeusDB |
#twnovel 人間と友達になりたい、そう赤鬼が相談すると、青鬼はひとつの計画を立てた。青鬼が村で暴れるのを取り押さえて見せろ、と。計画は実行され、青鬼は村を去った。青鬼の家に残された手紙を村人と読みながら赤鬼は言った。「な、言ったろ?追い出さなくても自分から出て行くって。」(2009-10-04 23:58:48) | link |
今週書いたTwitter小説です。
1本目、「蜜柑と炬燵」というお題で1本。こちらはすんなり出てきました。こういう文章のほうが書きやすいのかもしれません。と言うより、140文字でオチまで付けて捻るというのが難しすぎるのですけれど。そう考えたら俳人すげーな。
2本目は先程書きました。これもまあオチとかは特にありません。『泣いた赤鬼』の話を見てて思い立ちました。私の本性はこういうヤツです。
炬燵と蜜柑についてまとめられてる方が居たので、そちらにリンクしておきます。面白い文章を書く人はいるものですね。
【Twitter小説】こたみか祭りまとめ【炬燵と蜜柑】 - 聴く耳を持たない(片方しか)
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