じゃがめブログ

毒にはなるが薬にはならない、じゃがいもの芽のようなことだけを書き綴るブログです。

本当はこういうことが言いたかった

もう既に沈静化しつつあるっぽいし、触っても大丈夫でしょうか。



お詫びする場面でよく聴くフレーズに「〜〜と言うことが言いたかった」というのがあります。この引用したツイートにも使われていますが。これ、詫びられる相手からしたら「え? で?」としか言えないですよね。だから何? って。

お詫びするときに「〜〜ということが言いたかった」というのは、不快感を覚えた相手からしたらまったく不必要な情報です。相手にとって不必要な情報だということは、あくまで詫びる側の都合の文言なのですね。「〜〜と言いたかった」というのは、うまく伝わらなかったというコミュニケーション手段を問題とする言い回しで、自分自身は悪くないよ、ということになります。また、コミュニケーションが双方向のやり取りですから。双方に問題があるというニュアンスも含んでしまう。つまりは自己弁護であり保身したい気持ちの表れなんです。この引用ツイートの場合、自分のことを『男性』と括ることで非の在り処を分散させている辺りに保身したいが滲みですぎちゃってますけれども。

そういうのって結構伝わってしまうもので、保身が伝わると謝意は見えなくなる。望ましくないことですよね。

よく言ってしまいがちなフレーズではあるんですが、そういうことを意識しつつ言葉を選ばなきゃな、と思わされるのでした。お詫びって難しいものです。


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