じゃがめブログ

毒にはなるが薬にはならない、じゃがいもの芽のようなことだけを書き綴るブログです。

坂本真綾1DAYスペシャルライブ 15周年記念LIVE『Gift』についての感想

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去る2010年3月31日に武道館で催された「坂本真綾 15周年記念LIVE『Gift』」についての感想です。
感想といいつつ、あんまりライブの内容に触れていません。物販に真昼間から並んで「あるの全部ください」って言ってしまって財布が一気に軽くなったことや、ガチャガチャを10回くらい回してアホみたいに散財したようなことには一切触れていません。
坂本真綾さんを通してみた自分との対話のような私から見た坂本真綾さん魅力について綴るエントリーです。
超時空七夕ソニックのときのエントリーと同じく公開する意味があるのか疑問ですが、忘れたくないものなので残しておきたいと思います。
文章としても全くまとまってないし、大抵の人が見ても得るものが無い精神的ブラクラに近いエントリーなので、覚悟のある人だけ続きをどうぞ。

セットリストなど

こちらでまとめられています→ 坂本真綾1DAYスペシャルライブ『gift』セットリスト(4/1修正) - 紅沢たつきち商店

1.Gift
2.Feel Myself
3.プラチナ
〈MC〉
4.blind summer fish
5.ヘミソフィア
6.ユッカ
7.30 minutes night fright
〈MC〉
8.Remedy
9.紅茶
10.ソニックブーム
〈dr solo〜par solo〉
11.奇跡の海
〈MC〉
12.gravity
13.カザミドリ
14.ダニエル(with guitar only)
15.メドレー with 菅野よう子 playing piano only
約束はいらない(intro)〜指輪〜Active Heart〜アルカロイド〜しっぽのうた〜Tell Me What The Rain Knows〜tune the rainbow〜トライアングラー〜約束はいらない〜チョコと勇気(〜happy birthday to Maaya)
16.Get No Satisfaction!〈MC〉
17.マメシバ
18.Private Sky
19.光あれ
〈MC〉
20.I.D.
〈encore〉
☆happy birthday to Maaya with 鈴木祥子 +birthday cake
21.風待ちジェット(+ 鈴木祥子playing drums)
22,マジックナンバー(+ 鈴木祥子playing drums)
23.everywhere
24.ポケットを空にして(+菅野よう子 & 鈴木祥子

坂本真綾1DAYスペシャルライブ『gift』セットリスト(4/1修正) - 紅沢たつきち商店

あんまり細かいことは言いませんが、注目は15曲目のスペシャルメドレー。あそこだけ異空間でした。泣くかと思った*1

本当にスペシャルだった様子

衣装が真綾さんっぽくなくてそれが逆にスペシャ

ライブタイトル『Gift』を意識した黒地に赤リボンラッピング・清純な白のドレス・パンキッシュな赤原色のスカート・ピーターパンのような青い衣装。
まず、1着目が可愛すぎ。誕生日なのに「私をプレゼントよ!みたいなね」にちょい感動。『奇跡の海』で白いドレスで登場したときはロードス島世界の姫君かと思いました。

スペシャルゲストに菅野よう子さんと鈴木祥子さん

これまでのここのエントリーを読んでいるという奇特な(または脳が奇病に冒されていて全文読んでしまったという)人には、私の菅野よう子坂本真綾ペアの好きさ加減についてもう伝える必要はないと思うのですけど。
超時空七夕ソニックの時にも真綾さんと菅野さんのアイコンタクトに感動したものですが、今回もまた、ピアノを弾く菅野さんと真綾さんの絡みに感動してしまいました。まるで仲良し姉妹のような二人。菅野さんが登場して会場が湧いて、その後真綾さんが歌い始めたとき、心なしか少し空気が緩んだんですよ。緊張感が無くなったと言うよりも、暖かくなったというべきでしょうか。
あの暖かい空気の中で『チョコと勇気』が聴けたのは最高でした。「誕生日には、武道館」

鈴木祥子さんが登場してのハッピーバースデーもサプライズ。あるんだろうなあと思いつつ、鈴木祥子さんのタイミングかーと。そして観客によるハッピーバースデー合唱。よかった。歌えてよかった。

ガンガン走り回る真綾さん

武道館と言うことで、ステージの後ろにも人が入るんですね。そのサービスのためなのか、ものすごく動いてました。
真綾さんって基本仁王立ちのイメージなので、かなり意外。そして動いても可愛い*2

ライブで感じた『坂本真綾』の魅力

真綾さんは歌も最高で見た目は日本声優界ではナンバー1な訳ですけど、彼女の魅力ってそこだけじゃないな、と改めて確信したライブでも有りました。

KAZEYOMI*3も今回も、MCがものすごく印象的でした。なんというか、全ての言葉を、自分の中から搾り出して差し出してくるような印象。上っ面じゃあないんです。「自分の命を喜ばせる為に生きる」とか「今日は特別な日で明日も特別な日で、明後日も毎日本当は特別な日」だとか、そんなこと表層だけ格好良く見せようとして出てくる言葉じゃあない。
彼女はやはり「人間はやがていつか死んでしまう」ということをどこかでしっかり認識していて、ではどう生きればいいか、といった「生き方」を真剣に問うてる人なのだと思うのです。でないと、きっと↑みたいな言葉は出てこない。

おそろしく繊細で、「繊細が故に生まれる恐怖」を飲み込んで、そして繊細が故に鮮やかで強い光を放って彼女は舞台に立っていた。あの武道館の中でどれくらいの人が感じたのか、それとも私だけの想像の産物なのかそれは分かりませんが*4、その強い光が彼女の魅力であり、人を引きつける力だと感じました。強さと繊細さ、少女と大人の女性の混在とでもいうのでしょうか。

真綾さんの中には、なんというか言葉にするのがとても難しい感情があって、それをなんとかして詩にして伝えようとして叫んでいるんじゃないか、って思うことがあります。それが『光あれ』であったり『everywhere』から感じられるんです。そしてそれらの曲に、私は共感している。この共感が、私が真綾さんのことが好きな理由の一番大きなところなんだろうな、とも理解することが少しできました。

そういった、全ての真綾さんの魅力を余すこと無く感じられたのが、今回のライブ『Gift』でした。ほんと、えらい贈り物です。大事にします。

真綾さんへ

真綾さん、誕生日&15周年おめでとうございます。これは本人が読んでる可能性がゼロパーセントだとしても、やはり言っておきたい。
真綾さんの歌に、詩に、言葉に何度も共感しました。おかげで何回も救われました。15年間、ありがとう。これからも、真綾さんの放つものを見ていたいな、と思います。だから、これからも無事に、元気に、幸せに。これからも創作活動をしてください。

*1:『6.ユッカ』で泣きかけて『15.スペシャルメドレー』さらに危なくなって、『19.光あれ』で予定通り涙を拭く事態にw

*2:っていうかもう何やっても可愛い。

*3:DVDで見ただけではありますが

*4:多分後者だろうなあ。