長すぎて読みづらい文章を推敲・校正する時に気をつけること
久しぶりにライフハックカテゴリーのエントリー。
以前書いたエントリー(推敲・校正時に気をつけると読みやすくなるかも知れない、本当に細かいこと)がそこそこ好評だったようですので、またしてもやらせて頂きましたァン!
不要な修飾語は入っていないか?
入れなくても意味が通じる修飾語を排除し、強調したい部分のみ修飾するようにします。修飾語が多いと、本来言いたかった部分がぼやけてしまい、伝わりづらい文章となりがちです。
『こそあど言葉』は多くないか?
『こそあど言葉』とは「これ」「それ」「あれ」「どれ」などのことを指します。『こそあど言葉』の中でも「これ」「それ」は文章の中で多用される傾向が有ります。『こそあど言葉』を多用すると、意味する単語を探すために読み手の目と脳が使われてしまうでしょう。『こそあど言葉』は可能な限り減らします。
接続詞は正しく使われているか?
接続詞の役割は、前後の文章を滑らかに繋いで文章の流れを作ることです。接続詞に誤用があると、文章の流れが分断されてしまい、読みづらくなります。また、接続詞により文章が無意味に長く繋がることでも読みづらくなることが多いです。誤用は修正し、不要な場合は削除します。
関連する単語は近くにあるか?
主語・述語、係り受け、修飾・被修飾などの単語が遠く離れれば離れるほど、読みづらい文章となります。意味が変わらないように注意しながら関連する各単語を寄せます。
如何でしょうか。今回も細かいことばかりですが、意識して文章を添削することで読みやすさが出てくるポイントを抜き出してみました。文章が複雑になればなるほど構成に間違いが潜む可能性が高くなり、読み手の脳が文章を理解するのに苦労することになってしまいます。基本的には、シンプルであることを心掛けると良いでしょう。
名言集
「何事もできるだけ単純な方がいい。ただし単純にしすぎてはならない」――アルバート・アインシュタイン
「単純であることは究極の洗練だ」――レオナルド・ダ・ヴィンチ
「完璧とは、付け加えるべきものがないということではなく、取り去るべきものがないということのようだ」――アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ