リーダーは目標を、専門家は理論を
民主党の「25%削減」に対する経営者の「荒唐無稽」に対する、専門家と思しき人のコラムより。
参考サイト:25%削減は不可能ではない 目指すは「燃やさない文明」 - ECO JAPAN
反対の声は少なくない。中には、「荒唐無稽」と称する経営者もいる。しかし、そういう反応こそ重大な認識不足と言わざるを得ない。民主党の方針にかかわらず、CO2の大幅削減は世界レベルですでに合意されていることなのである。
25%削減は不可能ではない 目指すは「燃やさない文明」 - ECO JAPAN
典型的な「みんな持ってるから理論」ですね。ちょっと説得力無いかなあ。論点がすれ違ってる。
荒唐無稽と言うのに反するなら、現実的に可能である路線や方策を出していただきたいし、それが専門家の仕事ではないかな。もしそれが無いのに「認識不足」と称するのはちょっとね。
今年7月にイタリア、ラクイラで開催されたG8サミットで、2050年までに先進国全体で温暖化ガスを80%削減することで合意している。民主党の「25%削減」は「80%削減」への通過点でしかないことを忘れてはならない。我々人類は地球温暖化の脅威に対して全面戦争を開始したのである。反対意見を持つ人たちには危機感が乏しいように感じられる。これは残念なことである。
25%削減は不可能ではない 目指すは「燃やさない文明」 - ECO JAPAN
一旦は負荷が掛かるけれども将来的に効果が見込めるなら先行投資をする、と言うのは良いことだと思います。その為には、リーダーが目標を打ち出し、専門家がその実現性や方法を論じ、現実的な費用対効果について議論が発生して投票され、実行されていく。この流れが必要だと思います。
元記事の著者は教授とのことですので、具体的な方策なんかを書いてもらえると嬉しいですね。発電に関しても、もうちょっと具体性が欲しいというか。残念がるのは、その理屈が理解されなかったときにしていただければ。
そもそもの話として、なんで80%削減なんですかね?その辺の具体的な理由とかってイマイチ議論されてる気がしないんですけど。私が知らないだけかな。そこはちょっと調べてみるか。
おまけ
CO2削減目標「世界の手本」…潘事務総長 - YOMIURI ONRINE(読売新聞)
この人が絶賛してると言うことは……w