誰かを嫌いになったとして、その感情に蓋をしてまでつらい思いをしなくてもいい
単なる豆知識に『ライフハック』とタグ付けしてお送りするエントリー。
以前のエントリーで、コントロール可能なことに一生懸命になって、コントロール不可能なことからは手を離しちゃって良いと書きました。
コントロール不可能なものってなんだ?というところではこんな風に書いています。
コントロール不可能なことと言えば天気やギャンブルなどがありますが、実際ストレスになりがちなのは、「他人の感情」だと思います。
ストレスを溜めないために - じゃがめブログ
他人の感情はコントロール出来ない。うん、これは変わらない。
では、自分の感情はコントロール可能か?私は、『不可能』だと思っています。つまり、自分の感情もストレスの元になりうる、ということです。
例えば、今日まで大嫌いだった人を明日から好きになれと言われて、好きになれるでしょうか?少なくとも私は無理です。多くの人にとってもかなり難しいことなのではないでしょうか。真面目な人はそれを出来るもんだと思い込んでしまっている。そして負の感情に蓋をして見えないようにして抱え込み、自分が我慢すれば良い、と自らに呪詛を掛けてしまう。
他人を変えるよりも自分を変える、べき?
「嫌いな相手が変わらないなら自分が変わらないと」というのは半分正しくて、半分間違っているんじゃないでしょうか。自分だって早々変わることは出来ない。
そんな無理をする必要はまったく無いんですよ。無理をして嫌いな人と接するようにしたって、苦手だったり嫌いだったりする原因はどこからもなくなっていないんですから。見えないところでギリギリと音を立てるように自分の中に溜めてしまうことになる。そうやってどんどんつらい思いが募っていき、やがて感情は爆発してしまう……。
感情が爆発してしまう前に
まずは、自分の感情を受け入れることが必要なんじゃないでしょうか。人のことを嫌いだと思う自分・苦手だと思う自分・マイナスの感情を持つ自分……。そう言った自分のいろんな側面を受け入れることで、まずはフラットな状態になる。嫌いだって苦手だって思って良いんです。どう思ったとしても、爆発させて人を傷つけない限りあなたの自由。
自分の感情を受け入れたら、次に考えるのは、この感情をどうしたらいいだろうか?ということです。嫌いだからと人を遠ざけてしまうか、それとも?
少しずつ前向きになれればそれでいい
嫌いな人を嫌いなまま放置しておいても構わないですが、やっぱり嫌いで居るよりは好きでいたほうが気持ちは楽になるものです。そのためには、気持ちから変えるのではなく行動から少しずつ変えていくのが良いと思います。
嫌いな人に元気に挨拶してみる――そんなことでいいんです。そんな簡単なことだって最初は心に抵抗があるはず。感情と行動は結びついていますから、本来とりたくない行動をとれば感情にも負担はある。なので、無理して笑顔で会話を楽しまなくても良いから、まずは笑顔で挨拶。挨拶でも難しいなら会釈。
そうやって少しずつ変わっていく。感情が行動に影響を及ぼすように、行動は感情に影響する。行動をプラスに変えていくことで少しずつ感情もプラスに変えて行く。少しずつ好きになれれば、好きになれなかったとしても自分の負担にならない相手にしていくことができれば、嫌いだった原因にももっと前向きに対処できるようになるはず。
それまでよりも人間関係を良くすることができるのではないでしょうか。