じゃがめブログ

毒にはなるが薬にはならない、じゃがいもの芽のようなことだけを書き綴るブログです。

勝負事の際の心理について考えてみる

人と人が戦うとき、人数は1対1だとしても実質は2対2で戦っていると考えられます。「勝ちたがる自分」「負けたがる自分」対「勝ちたがる相手」「負けたがる相手」という構図です。

と言うことは、このパワーバランスを崩して1対3に持ち込めば、精神的に有利に勝負が運べると思いませんか。

つまり「負けたがる自分」を押さえ込み「負けたがる相手」を味方につける。この駆け引きが上手い人は、勝負事に強い。技術が拮抗しているときに差が出るのは、そういう部分。

「負けたがる」というのがいまいちピンと来ないかも知れません。これは「負けるほうが楽」という心理。意外かも知れませんが、人間、結構負けたがる。例えば、何かにつけ上手く行ってる時に帳尻を合わせるように「失敗しようとしてしまう」であるだとか。何らかの負い目があるだとか。失敗した結果を観てしまう*1だとか。

では「負けたがる相手」を味方につけるにはどうするか。私が思うに、一番簡単なのは「負けてもいい理由をプレゼントする」ことです。「タイミングが悪かった」「運が悪かった」「別に個別で負けても全体では負けてない」などなど……。


勝負事の際にはこんなことも考えてみてはどうか、などと思う今日この頃です。


そんな真剣な勝負事なんてそうそう無いですけど。

*1:失敗した結果どうなるかを意識しすぎて逆に失敗に引き込まれる、という心理。