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じゃがめブログ

毒にはなるが薬にはならない、じゃがいもの芽のようなことだけを書き綴るブログです。

花火の散り際の美しさに思う

 先ほど、花火大会を観てきました。
 観てきたと言っても気合を入れていったわけではなく、一仕事を終えて夕食を買出ししに行こうと思ったら遠くに花火の音が聴こえたので、そういえば今日だっけか、と自転車で寄ってみた次第です。

 花火は湾に突き出たところから打ち上げられるようで、見やすい対岸部分まで自転車で移動。そこにはやはり人がたくさん集まっていらっしゃって、賑わっていました。規模としては5,000発超と、それなりではあるものの大規模花火大会には多少見劣りするのも確か。それでもやっぱり綺麗だなあ、と時折拍手したりしながら鑑賞。周りに家族連れもいて、綺麗だね〜などと言いながら観ていました。

 そこで少し気になることがあって。近くで観ていたカップルらしき男性が「やっぱりちょっとショボいな〜」という話をし始めたんですよ。「隅田川の花火大会のほうが派手で云々」と。

 私としては(いやいや、ええやん……)と。そりゃ確かにね、ショボいんだとは思うんです。打ち上げ発数が違うから、派手さも明るさも違う。それは確かなんです。でもね、それを敢えてそこで言う必要って無いんじゃないかな。だって、周りで観てる少年少女からしたら、もしかしたら初めての打ち上げ花火かも知れないし、親御さんからしたら子供と夏の思い出を共有する大事な時間だったりするんだと思うんです。それを、敢えて水を差す必要って、ないよね、って。批判したくなる気持ちは解るんですけれどね。私も若い頃はきっとそういうこと言っちゃってるんでw

 花火の美しさって、どことなく桜の花に似ていて、花火と花見って似てると思うんです。それは美しい景色が空に浮かび上がることも然ることながら、どちらも「一瞬で儚く消え行く」ことにあるんじゃないかな、と。その「一瞬で儚く消え行く」ことに美を感じるのは、それは花火の散り方に人間の一生の儚さを重ねる想像力故ではないでしょうか。

 美意識に大事なのは想像力なんじゃないか、と思うのです。想像力があれば、無意味な批判などしなくなる。思っていても口に出さなくなるでしょう。きっと、そういうことをひとりひとりが意識することで、もう少しだけみんなが満足できる世界になるのでは、と思うのです。


 と思いながら帰宅してネット巡回して一番最初に思ったのは「◯◯ってすげー人気あるけどそれほどかあ?」でした。いやー、変わらんもんですね、思ったくらいでは。まだまだ私も若いな、と実感した夏の夜でした。