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じゃがめブログ

毒にはなるが薬にはならない、じゃがいもの芽のようなことだけを書き綴るブログです。

「IT化」って言葉が便利に使われすぎていて困る

考察

役所がどういうところかご存じないと見受けられる 役所がどういうところかご存じないと見受けられる 役所がどういうところかご存じないと見受けられる このエントリーをはてなブックマークに追加

要点をまとめると

  • 役所のシステムは稟議などが異常に遅い
  • 異常に遅い稟議に合わせていたら業務が回らない
  • 業務を回すために『敢えて不正を働く』
  • 『敢えて』の不正を働くことが出来なくなる電子化は業務を止める

ですかね。合ってますか?

結論から言うと、これは根本から間違いです。この問題は、「電子化することで業務が止まる」ことではありません。役所の体質の問題を「その問題に着いては解決できないのにIT化できるわけがないッ!よってIT化無意味」と結論づけてるだけです。論点のすり替え。

システム化とは

ここでいうシステムというのは、広範に渡るものです。長々と元記事で説明されている稟議の方法に無駄があるのであれば、そこに対して新しいフローを打ち出す。そこまで含んで「システム化」です。その「システム化」の手段としてアプリケーション開発、つまり元記事で言う「電子化」が始まるわけです。そのフローを考えだすのがコンサルレベルだったり、規模によってはシステムエンジニアな訳です。

「現状で起こっている問題」に対して「新しいフロー」を作成し、手法として「電子化」を用いるのが「システム化」です。この「電子化」の部分だけ取り出しても無意味です。

問題の根本

この問題の根本は「新しい『業務が回る』フローが考え出されない」ことであって、システム化できないことじゃないんです。もっというと、「不正を働かなくても回る業務フロー」がお役所の中に作れないこと、が問題。その「不正を働かなくても回る業務フロー」を作る、っていうのが要件定義であったりするわけですから。

要するにね、この話は「要件定義もされてない状況なのにIT化は無理」って言ってるのと同じなんです。当たり前の話だと思いませんか?

その上で

【現実に即した対応をするために犯したルール違反が、もみ消せなくなります】

役所がどういうところかご存じないと見受けられる - Hatelabo::AnonumousDialy

そこがもう違う。
「現実に即した対応をするために電子化をする」のが「システム化」なんです。

それがしがらみ等々で無理だ、というのであれば、

役所に導入されるシステムは、
完 璧 で あ っ て は 絶 対 に い け な い ん で す よ。

役所がどういうところかご存じないと見受けられる - Hatelabo::AnonumousDialy

とシステムに不完全さを求めるのではなく、回るシステムを作るように求めることの方が先決な訳です。理想論に聴こえるかも知れませんけど。私からしたら「不正を働くためにシステムが完璧であってはいけない」の理由を並べてるだけにしか見えませんね*1

まず、システム化とはなんなのか、というのを理解して欲しいと思います。
元記事は「IT化」と「電子化」が混ざってるのと、「電子化」と「システム化」の明確な違いが理解できてない気がします。

*1:もうちょっと穿った見方をすると「システム化することで役所公務員の仕事が減る」のをマイナスと捉えてるが故にも見えてしまいました。