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じゃがめブログ

毒にはなるが薬にはならない、じゃがいもの芽のようなことだけを書き綴るブログです。

自称経営者がTwitterを活用しようとして有効に使えていない理由

Twitterやってると、自称経営者を名乗る人からフォローされることがちょこちょこあります。
タイムラインを見る限りでは仕事に活かそう(人を集めよう・モノを売ろう)としてTwitterやってると思うのですが、どうにも見事にハズしてる。それは何故か。考えてみました。

Twitterを活かせる人と活かせてない人

Twitterを仕事に活かす経営者の代表って、今や孫正義氏(@masason)だと思うんですけど、孫氏と他の自称経営者には大きな違いがあります。
孫氏は『情報を集めるため』、他の自称経営者は『情報(というより自己紹介)を流すため』にやっています。更に言うと、孫氏は集めた情報をフィードバックしている。その速度が尋常ならざる速さだから、そこに眼を奪われがちですが、大きな差はそこではありません。集めようとしているか、流そうとしているか、の差です。孫氏くらいまで知名度があると「意図あるリプライ」が返ってきます。「意図あるリプライ」はかなり有効な情報です。それを捕まえられているかどうか、の違いです*1

ネット文化における情報

ネット文化って今のご時世だと情報を流すより集める方が断然効率的なんですね。Google使えば誰かの知識にぶつかるし、WolframAlphaなんかの高度な知能を持った思考エンジンを使うこともできる。情報を集めることに関してはものすごく効率的で楽なんです。Twitterでもそれは同じで、情報を収集するというのはものすごく得るものが多い。
逆に、情報を流すことというのは、とっても非効率です。誰でも簡単に発信できるのですが、だからといって効果的に何かがあるかというと、そうではない。ネットに情報を流すというのは、池に石*2を投げ込んで波紋を広げるような行為です。それによって見返りを期待するのは、石を投げ込んで起きた波紋が返ってこないかなーって待つようなもの。であれば相当デカイ石を投げ込むか、波紋が返りやすい場所を探さないといけない。

Twitterでは難しい理由

波紋が返って来やすい場所を探すのもマーケティングの一環だと思うのですが、Twitterはそれが難しいです。なぜなら、個人が趣味や属性ごとに綺麗に分かれるような構造をしていないから。mixiのコミュニティみたいなものが無い*3。発言タグや検索機能である程度抽出できますが、自称経営者が求めるような抽出は難しい。
だから手当たり次第にいくしかなくなってくる。そして無闇にフォローする。だけど、その無闇にフォローするのはほぼ無意味、というより逆効果になります。何故なら、Twitterユーザーはフォロー・被フォローを気にする人が多いから。
というか本来の考え方からしたら逆張ってるわけでしょ。狙った場所に情報投下できてない時点でダメなんです。

じゃあでかい石を投げ込めるだけの人っていうと、そうはいないわけです。石の大きさ(影響度)は、だいたいこんな式になります。

影響度 = 発言内容 × 知名度 × 被フォロー数

だから、知名度あってゴッツいフォローされてる人がすごいこと言うと効果が大きい。逆に、知名度がないなら大きなこと言うか被フォローを増やさないといけないんですが、経営者やってます!こんな仕事やってます!とか、ライフハック本からそのまま引用したようなことでは発言として小さすぎるし、被フォローに至っては無闇なフォローの影響かとても少なくなりがち。ちょっとずつ増えるかも知れないけど、即効性は無いと思った方がいいです。

発言内容も知名度も被フォロー数も薄い。だからどうやっても投げ込む石は大きくならない。よって反射も無い。むしろ「またTwitterで食い扶持稼ごうってヤツが出てきたよ」みたいな冷笑と共に見られてしまうわけです*4

今後取れる方策について考えてみる

機会を見出すのは重要です。Twitterは間違いなく今後伸びるメディアの一つなのでしょう。だから着目は間違ってないはずです。ただ、やり方がまずいんじゃないですかね。

今後取れる方策は4つ。

  1. 自分自身を社会的な有名人にする
  2. 他人の食指を動かすような斬新なことを言い続ける
  3. 自分に興味を持ってくれる被フォローをじんわり増やす
  4. 情報の受け手に回る

この4つでしょう。まあ1つ目はちょっと難しいけど、2つ目は能力次第で可能でしょう。斬新でなくても、面白い、役に立つ、良い話、なんでも良いです。2つ目ができない人がTwitterを仕事に活かせるとは思えないので、これが基本。3つ目は単純に時間の問題です。知名度がない人の被フォローが爆発的に増えるなんて言うことは、バグでも無い限りありえない*5です。

1, 2, 3がどれも無理だな、と感じたら、もう売り込むことを一旦サッパリ諦めて4つ目の方向にシフトするか。マーケティングの一環と考えれば、まあありえなくもない選択だと思います。ただ、孫氏くらいまで知名度が有って「意図あるリプライ」が返ってくるならまだしも、無闇にフォローしたとこから流れてくるタイムラインにどれくらい情報価値があるかは不明ですけど。

まとめ

私の個人的な感覚で言うと「やればできる」的志向の自称経営者はこの辺に視点が行きづらい気がします。
これからTwitterを仕事で活かそうと思っている人は、上記内容が全部正しいというわけではないですが、Twitterの一面だと思って捉えてもらえると良いかなと思います。
少なくとも、「こうやれば質良く速くフォロアーが増える!」とか「Twitterを仕事に活かす方法!」とかを鵜呑みにはしない方がいいでしょうね。

*1:孫氏は元々知名度があるからコミュニケーション状態に持ち込むのが容易かった、という理由もありますけれど。

*2:意思と掛けたジョークです。はい笑って笑って。

*3:個人に対するタグ付けのようなものがない、と言うべきでしょうか。

*4:悪意を込めまくるとですが。みんながみんなそう思ってるわけじゃないですよ。

*5:バグでそういうのあったけどw