じゃがめブログ

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履歴書のウソの見抜き方教えます(プレジデント)

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 免許証には、氏名や生年月日、本籍、住所、有効期限等々が書き込んであります。しかし、交付年月日欄の日付の右に、5桁の数字が並んでいることを意識している人はほとんどいません。
 実はこの数字を見れば、どんな時間帯に免許の更新に行ったか容易に想像がつくのです。先頭の数字は免許更新センターの撮影装置の番号で「15」なら No.15のカメラで顔写真を撮ったということ。問題は下3桁です。この数字が「258」なら、No.15のカメラで258番目に受け付けたということを表しています。

豆知識。運転免許証の豆知識は結構ありますね。再発行回数が入っているとか。

 258番目ということは、当日だいぶゆっくり出かけていったということです。少なくとも朝一番の受け付け開始早々には行っていない。土・日や休業日でもなければ、サラリーマンが免許証を更新する場合、「明日、免許証の更新手続きをしなければいけないので」と会社や上司に「遅刻の許可」などを貰うことになるはず。しかし仮に、9時始業で昼間フルに勤務する普通の会社で、仕事に穴をあけずに免許更新しようと思ったら、どうするでしょう? いつもの朝より1時間以上早く家を出て免許センターに寄ってくる、あるいは受け付け前から並んで早い順番に手続きを済ませる。そういう行動を取るはずです。

有給をとる、休日に行く、早朝勤務明けに行くなど都合を付けていくことは幾らだって可能なはずです。仕事に穴を開けずに時間を作って更新しているとして、マイナスになるのでしょうか?
しかも、数字が大きいからといって夕方遅くに行ったという断定にはならない。あくまで可能性。空いていれば夕方だって小さい数になるかもしれない。つまりは、この情報は何の当てにもならないわけです。

 注意をしなくてはいけないのは、免許証の下3桁が、大きい数字であることが、仕事の適性を欠いているということではありません。適材適所の人材を見つけるための一つの判断材料だということなのです。

どうやったら判断材料になるのか理解できないw
自分の感性の判断と照らして断定を加速しやすくする恐れはありますけどね。人に悪印象を抱いている時は相手のマイナスの情報が入りやすく、プラスの情報が入りにくいという心理効果はあります。坊主が憎ければ袈裟まで憎いし、好きであればあばたもえくぼに見える。そういう意味ではマイナス効果ですね。色眼鏡になってるわけですから。フラットではない状態で見て、どうやって冷静に判断するんでしょうか。


著者は「悪い人材を落とす採用」を心がけているようですが、難しくかつ企業に必要なのは「良い人材を漏れなく採る」だと思います。良い人材は面接官がその良さの方向にアンテナがないとキャッチすることが難しい。一部が全体を作るとはパレートの法則ですが、一部の良い人材が会社の根幹を作るとも考えられる。であれば「良い人材の見抜きかた」を説いたほうが世のためになるのではないでしょうかね?


ただの豆知識と中二妄想の披露にしか見えないのが痛々しくて思わず取り上げてしまった、という話でした。